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ピルついて

ピルイメージ

ピルには、月経周期をコントロールしている女性ホルモンが含まれており、排卵を抑えることで妊娠を防ぐ効果があります。避妊法のなかでも効果が高く正しく服用した場合の避妊の失敗率は0.1%です。ピルには高・中・低容量の3種類があり、現在避妊の為に主に使用されているのは、低容量ピルです。

避妊法

避妊法には、ピル、リズム法(基礎体温より排卵日を予測する方法)、IUD(優生リング)、不妊手術、殺精子剤、ペッサリー、コンドームなどがありますが、この中でピルは避妊効果が高く、服用を中止すれば約50%の方が1ヶ月以内に自然な月経の回復があり、95%の方が2ヶ月以内で自然な月経の回復があります。また、その後は妊娠が可能といった特徴があります。

緊急避妊(アフターピル)

 緊急避妊とは避妊できなかった、避妊に失敗したなどの場合に性交後に行う妊娠防止法です。緊急避妊薬ノルレボ錠を、性交後72時間以内に1錠服用します。妊娠阻止率は81%程度と言われ、避妊できた証拠である月経(出血)は21日以内に起こります。アフターピルの費用は約17000円程度(診察も含む)です。

ピルの効用

 ピルは避妊を目的とした内服薬(飲み薬)で卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の合成の女性ホルモンが含まれており、約3~4週間分で処方されます。
費用は一ヶ月分で約2,500円です。また、避妊以外の使用において、月経前緊張症の緩和、生理痛(月経困難症)の軽減、不正出血の予防、生理時の出血量の軽減、貧血の改善月経不順の改善、子宮内膜症の進行抑制と症状改善、にきび多毛などの改善、卵巣のう腫の減少などに使用されております。また、副効用として、良性乳房疾患の減少、良性卵巣腫瘍の減少、子宮体癌のリスク低減、卵巣癌のリスク低減、大腸癌の減少、骨盤内感染症の減少、骨粗鬆症のリスク低減、関節リュウマチの減少、などがあります。

ピルの服用

 低容量ピルは毎日一定の時間に服用する事が望ましく、月経初日から服用を開始しするのが、一般的ですが、週末に月経が来ないように調整するSunday(サンデー)スタートと言われる方法もあります。ピルの種類には21錠タイプと28錠タイプがあり、飲み忘れが心配な方は28錠タイプをお勧めしております。また、ピルの服用を止めた場合(赤ちゃんが欲しくなった場合など)は約3ヶ月程度で自然な月経が回復し妊娠可能になります。

ピルのホルモン量

 ピルには段階型(1相性ピル、2相性ピル、3相性ピル)ピルがあり、1相性ピルは含まれるホルモン量が一定で、2相性ピルはピルに含まれるホルモン量が2段階で変化し、3相性ピルは3段階で変化します。一般的にピルのホルモン量を少なく女性の自然なホルモン変化にあわせた、のが、2、3相性ピルです。

ピルの副作用

 副作用としては、吐き気や頭痛、不正性器出血等がありますが、1~3ヶ月程度で消失する方が多いです。また血栓症の原因になる場合もありますので、35歳以上の方で一日15本以上のたばこを吸われる方は服用をお控え下さい。

低容量ピルについて

 低容量ピルとは、従来の中容量ピルと比べて卵胞ホルモンの量が少なく、副作用の少ない経口避妊薬です。

ピルの処方について

 当病院では、患者様に適したピルの処方を行います。処方は10代~閉経前までの女性の方が対象で、代表的なお薬として、アンジュ・トリキュラー・マーベロン・シンフェーズ・オーソ(8月で販売終了予定)・ファボワール・ラベルフィーユなどを処方しております。また、生理痛(月経困難症)を軽減する薬としてヤーズ・ルナベルがあり、これらは保険適応になっております。

ピルが処方出来ないケース

 妊娠中または、妊娠の疑いがある方、授乳中の方、35歳以上でタバコを吸う方、高血圧な方、心筋梗塞、脳梗塞などの心血管系疾患またはその既往のある方、大きな手術後もしくは予定のある方、高脂血症(コレステロール、中性脂肪の高い)方、35歳以上で激しい頭痛がある方、乳癌のある方、もしくは過去5年以内にあった方、糖尿病で合併症がある方、胆嚢(のう)疾患、肝機能障害のある方、リファンピシン(抗結核薬)、抗てんかん薬の服用をされている方、50歳以上の方、上記以外にも処方出来ない場合が御座います。

※避妊薬としてのピルは原則的に保険適応外です。また患者様によっては、上記のお薬以外を処方致しております。ピルに関する費用・治療費等はお問い合わせ下さい。ピルではエイズやクラミジアなどの性感染症は予防できません。