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不妊症の治療について

 不妊治療は子供が欲しいけれども授からない、男女の治療のことです。一般的にこの治療は女性の年齢が若いほど成功率が高いと言われ、早い段階で検査と治療を行って頂く事をお薦めしております。 (初診の場合は、生理が始まって14日前後に受診して頂くと、スムーズです。)不妊症には、女性不妊原因(排卵障害・卵管通過障害・黄体機能障害)と、男性不妊原因(精液の異常・性交障害)があります。当病院においては、不妊原因の検査として、精液検査・頚管粘液検査・子宮卵管造影・経膣超音波診断・抗精子抗体検査等を行いながら、性交指導・薬物療法(クロミヘン療法・黄体ホルモン療法・HCG療法)・排卵誘発(クロミヘン療法・HMG-HCG療法)・人工授精(洗浄濃縮精子による人工授精)等の治療を行っております。また体外受精に関しては責任を持って専門機関を紹介させて頂いております。詳しくはお問い合わせ下さい。

広島県不妊検査費助成事業について

 平成27年7月01日(水)から広島県不妊検査費助成事業が始まります。不妊治療前の検査(男女とも)が対象で、男女共検査の必要があります。詳しくは広島県のWEBをご覧ください。

広島県不妊治療の保険適応範囲と助成金について

 不妊治療の保険適応範囲は大まかにタイミング療法は医療保険が適応されその他人工授精や体外受精は保険適応外となります。現在広島市では不妊治療費助成制度があり体外受精又は顕微授精以外の治療法では妊娠の見込みが少ないと医師に診断された戸籍上の夫婦が体外受精を行った場合に一回あたり15万円の助成金が支給されます。平成23年度から、初めて申請される方には、1年度目のみ年3回まで助成を拡充しました。(2年度目以降 : 年2回まで / 通算10回まで / 通算5か年度まで) ※詳しくは広島市不妊助成制度のページをご覧ください。

女性不妊の原因について

 女性不妊の原因は。

女性不妊原因の治療について

 女性不妊原因の治療については、基礎体温の測定、頚管粘液検査、経膣超音波診断、抗精子抗体検査、を行い、妊娠しやすい時期を特定し、その間にタイミング良く性交を行ってもらうように指導(タイミング療法)し、妊娠が確認されなかった場合は性交後に、子宮卵管造影検査、精液検査、を行います。上記の検査後に排卵障害等が認められた場合は、薬物療法として、クロミフェン療法・HMG-HCG療法・黄体ホルモン療法・HCG療法を行います。また、治療により妊娠が確認されない場合は、人工授精(洗浄濃縮精子による人工授精)を行います。これらの、一般不妊治療から約2年程度経過して妊娠しない場合や、年齢に応じて、体外受精をお薦めしております。

基礎体温の測定

 基礎体温とは、目覚め時に体温を変動させるような運動を行っていない時に、舌下で測る温度のことです。基礎体温の測定方法は、婦人体温計にて口の中の体温を朝起床時測定して頂き、そのデーターを体温表へ記録して頂き、それを元に折れ線グラフを作成し、排卵の有無・排卵日の予測・黄体機能の評価を致します。一般的に2~3ヶ月データがあれば評価しやすくなります。最近では携帯電話のアプリ等で記録管理できるものもあります。

頚管(けいかん)粘液検査

 頚管粘液検査は排卵日近くに子宮と膣を結ぶ子宮頚管が水様透明の液で満たされる状態の粘液量や粘液の質(濁っているか・粘度が高いか、等)を調べる検査です。頚管粘液が少ないと精子が子宮へ進入出来ず、また多いと排卵日近くである事がわかります。

経膣(けいちつ)超音波診断

 経膣超音波診断は子宮内にある子宮筋腫・子宮腺筋症、卵巣嚢腫などの検査を行い、卵胞の発育を知ることもできます。また、子宮内膜の厚さを知ることも出来ます。この検査は膣内に超音波機(プローブ)を挿入し、子宮や卵巣の状態を画面に映し出す検査です。

フーナーテスト

排卵日頃の朝に性交し、頚管粘液中に精子が進入したことを確認する検査です。顕微鏡で粘液中の精子の数や動きを確認します。※判定が困難なため、抗精子抗体検査を当医院では行っております。

抗精子抗体検査

抗精子抗体検査は血液検査で行います。この検査で女性の精子に対する抗体の有無を調べます。抗体がある場合には精子を女性の体が拒絶する為不妊の原因となります。

子宮卵管造影検査

 月経直後にX線検査を、子宮頚管入り口より造影剤を入れ行う検査です。これにより子宮腔や卵管の形を見たり、卵管の通過性、卵管采周囲癒着の程度を知る事が出来ます。また、この検査により卵管の通り・動きが良くなります。

精液検査

 二時間以内に採取した男性の精液を検査し、精子濃度、運動率、形態などを調べる検査です。数が少ない・運動率が悪い等の症状に合わせた治療を行います。(男性単独での検査は行っておりません。)

クロミフェン療法

 クロミフェン(内服の排卵誘発剤)を使用し、排卵障害の治療を行います。卵巣を刺激する性腺刺激ホルモンの分泌が十分でない場合に有効な治療法です。

HMG-HCG療法

 クロミフェン療法で排卵に至らない場合に行う治療です。卵巣を刺激するHMGというホルモン剤を1~2週間投与し、卵胞の成長を促します。その後HCGという卵胞を破裂させる作用を持つホルモン剤を投与し、直接排卵を起こさせる治療です。

黄体ホルモン療法

 黄体機能を維持するように、黄体ホルモンを投与する治療です。内服薬、若しくは注射での治療になります。

HCG療法

 排卵の促進、黄体機能の活性化の為にHCGを注射する治療です。基本的に注射での 治療です。

黄体ホルモン療法

 黄体機能を維持するように、黄体ホルモンを投与する治療です。内服薬、若しくは注射での治療になります。

人工授精(洗浄濃縮精子による人工授精)

 パーコールによる洗浄を行った精子を子宮内へ直接注入する治療です。一時間以内に採取した男性の精液を使用して行います。

体外受精(胚移植)

 体外受精(胚移植)は体外で卵子と精子を一緒に培養して受精させ「胚」に育った後に子宮内に移植する方法です。

体外受精(顕微授精)

 体外受精(顕微授精)は主に男性の無精子症の際に行われる方法で、一個の卵子に一個の精子を注入して受精させ「胚」に育った後に子宮内に移植する方法です。

体外受精(胚盤胞移植)

 体外受精(胚盤胞移植)は体外受精(胚移植)よりも妊娠率の高い方法で、受精卵を5~6日間培養し着床寸前の「胚盤胞」まで発育させてから、子宮内に移植する方法です。

体外受精(2段階胚移植)

  体外受精(2段階胚移植)は、初期胚と胚盤胞を同じ周期に連続して移植する方法です。良好な胚を移植しても着床しにくい方へ行う方法です。

男性が原因の不妊について

  男性のEDや精子異常などが原因の不妊については、当医院の精液検査で、精子濃度(基準値15x10の6乗/ml以上)、運動率(40%以上)、正常形態率(15%以上WHO)、ph(7~8)、精液量(1.0~6.0ml)を検査後、数値等に異常があれば、専門医に紹介させていただいております。EDでも精液が採取できる場合は人工授精にて対応が可能です。(男性単独での検査は行っておりません。)

人工授精(AIH)ついて

 人工授精(AIH)は男性の精子を女性の子宮内に注入することによって妊娠を実現する事を目的とした治療です。 この治療は、男性の精子の動きや、数に問題がある場合や、性交障害(セックスレスやED)、女性性器の狭窄などによって通過性に問題がある場合、抗精子抗体が陽性である場合、不妊の原因が不明な場合などに行われます。

 治療法は、男性から採取した精液を遠心分離などによって精製し、活性の高い精子を選別して効率向上と副作用(精液中に存在するプロスタグランジンの影響などによる発熱等)の低減を図り、精子を注射器のような器具を用いて子宮内に注入することによって行われます。タイミング療法と同様、排卵の時期を調べ、排卵時に行うことが多いです。精液の採取は、ご自宅などで精液を採取して頂いた後に専用の容器に入れクリニックに持参して頂きます。精液は細くやわらかいチューブに入れ、子宮の内腔に注入します。注入に要する時間は1~2分間です。その際に、痛みなどの苦痛は全くありません。注入後約10分程の安静をお願いしております。 人工授精後は、排卵の確認、子宮内膜の成長を見届け、生理の有無を待ちます。

 人工授精はリスクが少なく体外受精などと比べて安価な為、一度でなく数回チャレンジされる方が多いです。当医院では、6回~12回を目安に行っております。また、現在では、タイミング法と併用して行われる事があります。 人工授精は、比較的容易に出来る治療法であり、ある程度の妊娠率を確保できるので繰り返し治療しやすいうえ、スピーディーに行え、ほとんど痛みのない治療です。一回の費用は一般的に1万円~2万円(保険適応外)になります。

当病院では体外受精に関しては、専門医をご紹介しております。不妊治療に関する疑問・費用・治療費等はお問い合わせ下さい。