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子宮癌(がん)検診(子宮頚(けい)癌の検査)について

 子宮癌(がん)「子宮頚(けい)癌(子宮頚がん)」は子宮の入り口である子宮頚(けい)部の粘膜にガンが出来る病気で、日本では年間約12,000人の発症者がみられ、約3,500人が死亡しております。この病気は感染しても発症が極一部ではありますが、死亡に至らないケースでも、子宮の全摘が必要な場合があり、妊娠・出産が出来なくなる女性にとっては大変危険な病気です。

現在広島市においては、二年に一度、「子宮癌検診について」の葉書と、5歳単位(25歳・30歳・35歳・・・)で「子宮頸がん検診無料クーポン券」が送付されます。

2011年01月17日(月)より子宮頸(しきゅうけい)がんワクチン、サーバリックスの接種費用助成が広島市で開始となりました。対象者は広島市在住の中学一年生相当~高校一年生相当の女子です。詳しくは広島市のページをご覧ください。

当病院で接種希望の方は電話にて予約・お問い合わせ下さい。

HPV(ヒトパピローマウィルス)とは

 子宮頸癌(子宮頚がん)はHPV(ヒトパピローマウィルス)が原因とされ、性交渉によりヒトからヒトに感染します。このウィルスは男性にも感染しますが男性にはほぼ無害で症状がありません、また男性の感染を特定するのが困難なウィルスでもあり、性交渉の経験のある人なら誰でもHPVに感染する可能性があります。このウィルスには約8割の女性が感染経験を持つとされていますが、多くの場合は免疫力で排除されますが、稀に持続感染を起こす場合がありこれが子宮頸(けい)がんの原因となります。

子宮頸癌の症状

 子宮頸癌(子宮頚(けい)がん)の症状は、初期にほぼ自覚症状がなく、症状があらわれる頃には病気が進行していることが多いです。症状としては進行すると不正出血・腹痛・腰痛などが起こります。

子宮頸がん(抗HPV)ワクチン

 子宮頸(けい)癌(子宮頚がん)を予防できる抗HPVワクチンは2009年10月に日本でも認可され現在はグラクソ・スミスクライン社、万有製薬社などのワクチンがあります。このワクチンの接種は性交渉の経験の無い女性・HPVの感染を受けていない女性に対して有効です。このワクチンを接種する事で子宮頸がん患者の約70%を減らせると言われております。ワクチンは3回の接種が必要で、全額自己負担ですと、約5万円の費用がかかります。当病院では2010年02月12日(金)より子宮頸がんワクチンサーバリックスの接種を開始致しました。費用は1回当たり\15,750-で3回接種が必要です。

子宮頸癌検診

 子宮頸癌(子宮頚(けい)がん)検診は問診・視診・細胞診・検査の内容で行い、細胞診においては、柔らかいヘラやブラシのようなもので膣内子宮頚部の粘膜を軽くなでるようにして細胞を取ります。この検査は痛みを伴うことはありません。この細胞診で異常が見つかった場合はコルポスコープ(膣拡大鏡)による子宮頚部粘膜表面の拡大観察であるコルポ診、コルポ診で異常が見つかった場合は、その組織を数ミリ取って調べる組織診の精密検査を行います。

子宮頸癌の治療

 子宮頸癌(子宮頚がん)の治療ついて、前癌病変の場合はレーザーで細胞を蒸散して治療を行います。前癌病変の進んだ状態や極初期の子宮頸癌においては、円錐切除による治療で子宮の摘出の必要はありません。進行した子宮頸癌においては、子宮の摘出手術や放射線照射・抗がん剤による治療になります。

子宮頸癌の予防

 子宮頸(けい)癌(子宮頚がん)については、性交渉前・HPVの感染を受けていない方のワクチンの接種・性交渉時のコンドームの着用・定期的な子宮癌検診によって防ぐことができ、定期健診を受ける事により早期発見・早期治療で子宮摘出の必要の無い治療を受けることが出来ます。当病院では二十歳を過ぎた女性の方に年一回の子宮癌検診をお薦めしております。