更年期障害とは、一般的に40代後半から発症する女性特有の病気です。症状はホットフラッシュ(急に体が熱くなる)・発汗、精神的なイラつき・うつ状態、不眠などです。この病気の原因の多くは体内のホルモンバランスの異常により起こります。検査としては卵胞ホルモン(女性ホルモン)と卵胞刺激ホルモンを測定します。 治療法としては、ホルモン補充療法(女性ホルモンを投与)が一般的です。その他にも漢方療法や精神安定剤を用いる事もあります。
不正出血は月経時意外に起こる出血の事で、その原因は卵巣機能不全・子宮膣部びらん・炎症・子宮癌などが考えられ、この症状は思春期・更年期の方に多く見られます。当病院では、子宮癌検診、卵巣機能を超音波・ホルモン検査などで評価し、その原因を総合的に診断致します。治療法は不正出血の原因によって異なります。
月経異常は月経周期の異常・不正出血・月経不順・無月経・過多月経・過小月経・頻発月経・稀発月経など沢山の症状が御座います。この症状は卵巣の働きに起因しており、ホルモンバランスの崩れや、ストレス、冷え、更年期障害、生活リズムの乱れ、などが原因と考えられます。検査としては基礎体温・超音波検査で排卵の有無を調べます。治療法はホルモン療法・漢方療法などが御座います。
「冷えは万病のもと」と言われ、女性に多く見られる、血液循環の不良により起こる症状です。この症状は自律神経の働きを悪くし、頭痛・月経不順・下痢・便秘・むくみ・精神不安(抑うつ状態)を引き起こす事が御座います。治療法としては適度な運動・漢方療法・食事療法などが御座います。
おりものは女性の膣からの分泌物でその量が増えると不快感が生じます。正常な状態では排卵期に透明なおりものが増え、異常が考えられる場合は排卵期意外に黄色・白色のおりものが増える場合が御座います。これは膣・子宮頚管の炎症(カンジダ・トリコモナス・一般的な細菌・STD)による場合が多く治療法としては、膣洗浄・膣錠が一般的です。かゆみのほとんどは、カンジダ・かぶれ(接触性皮膚炎)によるものです。治療法は塗り薬が一般的です。痛みは上記の炎症が強くなった場合に生じます。
子宮頸癌(子宮頚がん)の治療ついて、前癌病変の場合はレーザーで細胞を蒸散して治療を行います。前癌病変の進んだ状態や極初期の子宮頸癌においては、円錐切除による治療で子宮の摘出の必要はありません。進行した子宮頸癌においては、子宮の摘出手術や放射線照射・抗がん剤による治療になります。