当病院ではブライダルチェックとして、超音波で卵巣と子宮の形態と機能(卵巣と子宮の超音波検査)のチェック、子宮筋腫や卵巣嚢腫の発見、排卵の有無、不妊症の発見、細胞診(子宮頚部)、子宮頸がんの発見、子宮異形性(前がん状態)の発見、風疹の抗体検査(広島市在住の方は市の補助対象)などの項目を行っております。
子宮頸癌(子宮頚(けい)がん)・子宮異形性の検査は、将来妊娠した場合に、子宮頸癌(子宮頚(けい)がん)・子宮異形性が存在すると、病気が進行する為、妊娠前の治療が望ましいために行う検査です。検査は細胞診で行い、柔らかいブラシのようなもので膣内子宮頚部の粘膜を軽くなでるようにして細胞を取ります。この検査は痛みを伴うことはありません。この細胞診で異常が見つかった場合はコルポスコープ(膣拡大鏡)による子宮頚部粘膜表面の拡大観察であるコルポ診、コルポ診で異常が見つかった場合は、その組織を数ミリ取って調べる組織診の精密検査を行います。
卵巣と子宮の検査は超音波断層法を用いて、排卵の有無、卵巣の状態(腫瘍等の有無、腫れ)子宮の状態(筋腫の有無、肥大)、子宮内膜の状態(厚さ、形状)などを検査します。卵巣や子宮は妊娠にとても重要な為、妊娠する前に検査・治療することが望ましく、これらの検査において異常がある場合は治療をお勧めます。
風疹抗体の検査(検査費用2,600円 検査期間5日程度※広島市在住の方は補助対象)は血液検査で行います。妊娠時に風疹になると、母体だけでなく赤ちゃんに異常(先天性風疹症候群)が出る可能性が高い為、風疹抗体のない方や、抗体の低い方(x8.x16)には妊娠前に、風疹ワクチンの接種(接種費用4,120円)をお勧めしております。※風疹ワクチン接種後2ヶ月間は妊娠しないように注意してください。